3月22日(日)、今年の田んぼ組 第一回が行われました。午前中は「ありがとう地球ハウス」で学習会。自然農の歴史や、基本的な考え方、栽培の特徴、自然農の水田と冬水田んぼとの違いや共通点など、また現代の農業の現状についても学びました。参加者は、主に都市部からこの八ヶ岳に移住した方々、自らの手で食糧を自給したいと熱く燃える若者 (?) 達です。
お昼を食べて、午後は田んぼでの実習です。まだまだ冷たい風が吹き荒れる八ヶ岳ですが、田んぼの畦(あぜ)には、春の草花が顔をのぞかせています。
冬水田んぼの中には、去年の稲の切り株が並んでいます。
(今日は田んぼの整備のために、一時水を抜いています)
皆んなで田んぼの周りを歩いて、冬の間に痛んだ畦や、田んぼに開いた穴を見て回りました。
フムフム、、、
さて、田んぼの整備の開始です。まずは、崩れた田んぼの畦の修復です。土を盛って踏み固め、さらにスコップで叩いて土をしめます。
石や小枝を穴の中に敷き詰めて、
上から泥を入れて、ぐちゃぐちゃと踏み固めます。
この辺りの田んぼは、作られてから大体100年くらい経つそうです。そろそろメンテナンスが必要な頃ですね。
最後に「ぬるめ」の修理。水路から入ってくる冷たい水を温めてから、田んぼに入れる工夫です。この辺りの地方で「ぬるめ」と呼ばれ、田んぼの水口に作られてきました。作業中に、泥の中からドジョウが出て来ました。 おっと、起こしちゃってゴメンね。 一時 、水を抜いた「冬水田んぼ」からは、磯の香りがします。たくさんの水性の生きものが、ここにいるんですね。
身体に足りないミネラルでも補っているんでしょうか?
田んぼ組、これから1年よろしくお願いします!
お知らせ
田んぼ組研修生募集についてーすでに講座は始まっていますが、来月のお米の種蒔き前でしたら、まだ若干受け入れ可能です。参加を検討中の方は、お早めにお問い合わせください。
今日も生きものいっぱい ありがとう地球!