2015年4月15日水曜日

お米の種まき


4月11日と18日、田んぼ組の皆んなでお米の種まきをおこないました。

桜満開、花盛り。桜が咲いたらお米の種まきの合図です。

 



今年の田んぼ組では「陸苗 (おかなえ) 」と「水苗 (みずなえ) 」の両方を作ります。

陸苗 は、田んぼの一画に苗床を作り、土の上に直接種もみを播きます。


ひと粒ひと粒の種もみを2~3センチの間隔に播いていきます。


     

       種もみの場所が決まったら、キュッと押さえて、


    土をかけます。


   さらに土の上にはもみがら燻炭をかけます。これは寒冷地の工夫で、地温を上げ、発芽を促進するためです。


   上からしっかりと押さえて、
   さらに保温のための不織布をかけて、、、


   おっと!忘れちゃいけない「モグラ除けの溝」 
  最後に、 苗床をぐるっと囲むように溝を掘ります。


  これで「陸苗代 ( おかなわしろ) 」の完成です。




  一方、水苗 は、


約二週間、川の水に浸した種もみを、土を詰めたペーパーポットに蒔いていきます。




土をかけて出来た苗箱を、田んぼの一画に作った苗置き場に、並べて置きます。
苗置き場には、すでにコオイムシが何匹も泳いでいました。




最後に、保温のためビニール資材でトンネルを作り「水苗代 (みずなわしろ) 」の完成です。


    陸苗は約2週間ほど、水苗は約10日ほどで発芽する予定です。





  ふふ、待ち遠しいな、お米たちいつ芽を出すのかな?



 

 今日も生きものいっぱい    ありがとう地球!





















2015年4月8日水曜日

雪桜


  4月8日。寒い一日でした。


  昨夜から降った雪が、午後まで降り続けました。
  やっと開いた桜に、雪が降り積もりました。






  松にも

  ツツジにも

  菜の花にも




   春本番の前に、寒の戻り。こいつはストーブの前に、舞い戻り。



                今日は    生きものみんな     縮こまり



                              ありがとう地球










2015年4月4日土曜日

お米の種もみ選別

4月4日(土)、田んぼ組第3回目が行われました。今日はお米の種もみの選別です。


昨年の秋、田んぼで選抜した穂から、種もみを選別します。うるち米、もち米、黒米、赤米の中から、自分で育てたいものを決めて、選別します。


  

  真水や塩水につけ、沈んだものを種として使います。


 

   布の上に広げて乾かします。(陸苗)



   午後は、水路や苗置き場の整備です。


田んぼに入って来る水の水源地にも、歩いて行ってみました。
岩の間から水が湧いています。皆んなで手ですくって飲んでみました。甘くて美味しい水でした。

 
 
こんな清らかなお水で、お米を育てられるなんて、しあわせですね。


さて、いよいよ水路に水を引き込んで、水苗置き場の整備です。鍬で土を練り、最後に土の表面を平にします。




毎年この辺りで一番早く咲く桜の木、うつむいて半分ほど花を開かせていました。
井戸尻、明日桜開花宣言かな。例年より5日~10日は早いでしょうか。


桜が咲いたら、お米の種まきの合図です。
来週は、いよいよ種まき。





  今日も生きものいっぱい  ありがとう地球!












野菜組


4月2日、第2回目の野菜組が行われました。

今回はあらためて「食べもの」について考えてみました。


「身土不二 (しんどふじ)  」という言葉があります。 身体と土は別々ではない、ひとつ、同じである、という意味。その土地の土や空気や水、またその土地で採れた食物が、私たちの身体を造っているという意味でもある。自分の住んでいる地域で採れる旬のものや伝統食を食べることが身体に良い、という意味も。

徒歩や馬でしか移動できなかった時代には、人々はその土地で採れたものを食べて生きるしかなかった。しかし今の時代、スーパーに行けば、年中何でもあります。地球の反対側の食物まで並んでいます。誰ですか「トマトの旬は冬だっけ?」なんて言っている人は、、、。哀れ現代人。欲望を追求したがゆえに、自然の摂理から大きくかけ離れた食生活に落ちています。



「旬 (しゅん) 」という言葉があります。   昔から、旬のものを食べると身体に良いと言われています。夏には夏に出来るもの、冬には冬に出来るものの中に、その季節の私たちの身体に必要なものがちゃんと存在しています。また旬とは、その生命体 ( 植物でも動物でも) の生命力が最も充実している時、生命エネルギーが高い時です。




では、今のこの地域の「旬」の食べものは何でしょうか。
畑を見回すと、露地で冬を越した玉ねぎやにんにく、ネギの苗などが、少しずつ伸び始めました。
冬越ししたアブラナ科の野菜たちも青々として、元気です。

しかし、彼らの旬は、まだもう少し先の季節ですね。

今、畑で一番元気で、勢いのあるもの、

  
   それはこれ、野草です。

  4月初めの八ヶ岳西南麓の旬の食べものと言ったら、間違いなく「野草」でしょう。野山や畑にあるものの中で、一番元気で勢いがあります。

また、実は「野菜」の先祖は「野草」と言われています。「野草」を人間が嗜好に合わせて、長い年月をかけて品種改良して作りだしたものが「野菜」と言われています。


「木の芽時」の今は、冬の間身体に蓄積した脂肪分や汚れが血液中に溶け出し、身体の衣替えが行われる時。その解毒に、まさに野草の力が必要です。授業の後に試食したヨモギやノカンゾウ、身体にしみるような美味しさでしたね。



と言っても、ここは「野菜組」、野菜のことをやらなくちゃ。と言うわけで、今日はこの春最初の種蒔き、ジャガイモ、ニンジン、ゴボウを蒔きました。


さあ、枯れ草と野草に覆われた春の畑にどんな風に種を蒔くのでしょうか?

ジャガイモは、高畝の真ん中に穴を掘って、埋めました。
ニンジンやゴボウなどの小さな種は、もう少し丁寧に手をかけます。基本は耕さない自然農ですが、ニンジンなどの蒔き床は土の表面2~3センチにある宿根草の根は取り除き、軽く僅かに耕します。蒔き床以外の周辺の土や草は、そのままにしておきます。
( 具体的な栽培技術を学びたい方は、講座においでください )

その場の自然を出来るだけ壊さず、「草のすき間に種を降ろさせていただく」と言った感じでしょうか。

  ジャガイモの種芋の植え付け
ニンジンの種蒔き

自然農は「自然に沿い従う」という姿勢ですので、その土地の気候風土に合った野菜の種を選び、畑の何処に蒔くか、どの時期に蒔くかを良く見定めて、種蒔きを行います。


「適地適作」「適期適作」という言葉がありますが、自然に沿い従う農においては、とても大事なことです。この八ヶ岳では、マンゴーは作れませんし、冬に種を蒔いても芽は出て来ませんね。


八ヶ岳自然生活学校の「野菜組」は、八ヶ岳西南麓の気候風土に合った自然な食生活を見つめながら、一年間進めていきます。






   今日も生きものいっぱい   ありがとう地球!









2015年3月28日土曜日

お米の種まきの準備

3月28日(土)、田んぼ組の一年生と二年生が合同で、お米の種まきの準備を行いました。

まず最初に「もみがら燻炭」を作りました。

    


  もみがらを焼いて燻炭状にしたもの。これをお米の種まきの時に使います。どんなふうに使うかは、また後日紹介しますね。

   
  

  薪に火をつけ燻炭器をかぶせ、その上にもみがらを山盛りかけます。

  

内側から、少しづつ焼けてきました。

   

   全体が焼き上がったら、トタンの上にひろげて冷まし、ジョウロで水をかけて完全に消火します。
 


  水はあらかじめ近くの水路で汲んでおきます。火の用心も忘れずに。

 

  おっと、こちらも火の用心。ワンワン消火隊、活動中!



    


さて、もみがら燻炭を焼いている間に、田んぼの一角に溝を切り、土のう袋に土を確保します。

この土は、来月お米の種を蒔く時に、種の上にかける土として使います。




  種まき準備お疲れさま。皆んな燻されて、すっかり良い香りになりました。

   いよいよ、次回は「種もみ選別」です。



  
     

    今日も生きものいっぱい    ありがとう地球!













2015年3月26日木曜日

野菜組 2015 開始

3月26日(木)  今年の野菜組第一回が行われました。まだ風が少し冷たいけれど、穏やかに晴れた良い日でした。今日は、まず最初に自然農についての基本的な考え方や、栽培方法、歴史、他の農法との違いなどについて学びました。その後、畑に出て、春の畑の様子を見て歩きました。

  
   春まだ浅い八ヶ岳の畑は、一見枯れ草の野原のよう。



しかしよく見ると、ところどころに可愛らしい春の草花が顔をのぞかせています。

     


耕さない自然農の畑では、たくさんの草や虫たちの生命の営みが、冬の間も途絶えることなく続いていたんですね。そして野菜達もまた、雪の下で生きていました。

 
   白菜が、、、

   
 レタスが、、、

   草と一緒に、春の陽を浴びて嬉しそうです。

   

さて、今日は野菜を育てるための土台作り、「畝立て」を行いました。
   土を耕さない自然農ですが、畑の状態において必要であれば、畝を立てます。


   畝を立てることで、畑の水はけや空気の通りが良くなり、野菜が育ちやすい環境になります。この畝立ての作業は、本来は前年の秋に行っておくものですが、今日はこの春から畑を始める皆さんに、畝の作り方を見てもらいました。自然農の畑で大きく土を動かすのは、この最初の「畝立て」だけです。その後は、この畝に草が生えてくるのを待ち、種を蒔いていきます。

  
 「畝立て」の後は、冬の間、土の穴に貯蔵しておいた大根を、皆んなで試食しました。とても甘くて瑞々しく、まるでフルーツのよう。この大根、昨年の11月下旬に畑から収穫し、その後約4ヶ月間土の穴の中で生きていました。無肥料で育った自然農の大根は、しっかりとしまっていて、今も収穫直後のような瑞々しさを保っています。

 
 フキノトウやヨモギも食べられる季節になりました。


  
 そして一方、こちらも春の畑でお食事中。

        昨年の取り残しのカブや大根を、ひたすらかじっています。





        ふー  、  食った食った!


                                    生きものいっぱい   ごちそうさま!
 
                                                 おっと、違った、


                        



                         今日も生きもの いっぱい     ありがとう地球!    


                                                         でした。



                         野菜組、これから1年よろしくお願いします!
          















2015年3月23日月曜日

田んぼ組 2015 開始


3月22日(日)、今年の田んぼ組 第一回が行われました。午前中は「ありがとう地球ハウス」で学習会。自然農の歴史や、基本的な考え方、栽培の特徴、自然農の水田と冬水田んぼとの違いや共通点など、また現代の農業の現状についても学びました。参加者は、主に都市部からこの八ヶ岳に移住した方々、自らの手で食糧を自給したいと熱く燃える若者 (?) 達です。

お昼を食べて、午後は田んぼでの実習です。まだまだ冷たい風が吹き荒れる八ヶ岳ですが、田んぼの畦(あぜ)には、春の草花が顔をのぞかせています。



冬水田んぼの中には、去年の稲の切り株が並んでいます。(今日は田んぼの整備のために、一時水を抜いています)

   


皆んなで田んぼの周りを歩いて、冬の間に痛んだ畦や、田んぼに開いた穴を見て回りました。

 
   フムフム、、、
 

 さて、田んぼの整備の開始です。まずは、崩れた田んぼの畦の修復です。土を盛って踏み固め、さらにスコップで叩いて土をしめます。




       次は、田んぼに開いた大きな穴をふさぎます。

       石や小枝を穴の中に敷き詰めて、  

           上から泥を入れて、ぐちゃぐちゃと踏み固めます。

  
     この辺りの田んぼは、作られてから大体100年くらい経つそうです。そろそろメンテナンスが必要な頃ですね。

       
        

最後に「ぬるめ」の修理。水路から入ってくる冷たい水を温めてから、田んぼに入れる工夫です。この辺りの地方で「ぬるめ」と呼ばれ、田んぼの水口に作られてきました。作業中に、泥の中からドジョウが出て来ました。 おっと、起こしちゃってゴメンね。 一時 、水を抜いた「冬水田んぼ」からは、磯の香りがします。たくさんの水性の生きものが、ここにいるんですね。


  


    磯の香りのする土を食べ始めた、モイ。
    身体に足りないミネラルでも補っているんでしょうか?
    

    

     時刻は、はや日没に。


  田んぼ組、これから1年よろしくお願いします!


   

    お知らせ
 田んぼ組研修生募集についてーすでに講座は始まっていますが、来月のお米の種蒔き前でしたら、まだ若干受け入れ可能です。参加を検討中の方は、お早めにお問い合わせください。





  今日も生きものいっぱい   ありがとう地球!